PvPoke 日本語版

Stats for unreleased Mega Evolutions are speculative. Don't invest any resources until they're officially released.

2019年2月アップデートのハイライト

2019年2月20日

2019年1月31日、Nianticはシンオウ地方の新しいポケモンの追加、既存ポケモンへの技の追加、一部の技におけるPvPでの性能調整を行いました。さらに2月15日には、新しい仕組みとしてバフ効果(ステータスの上昇)を追加しました。どのようなポケモンが登場し、どのような変化が起きたのでしょうか。ここではその内容を紹介するとともに、注目すべきランキングや対戦相手について解説します。

各項目にジャンプ:

  1. はっぱカッター
  2. ねんりき & サイコショック
  3. ミュウ
  4. トリデプス
  5. みずタイプのポケモン
  6. ブースト技(バフ効果)
  7. 最後に

はっぱカッター

今回のアップデートで最も目立つのは通常技の「はっぱカッター」の威力が8から11に上がったことです。今までも強力な技でしたが、11になったことで、PvPで最も威力の高い通常技になりました。

トロピウス、ハヤシガメ、ドダイトス、クサイハナなど、おおくのくさタイプのポケモンが「はっぱカッター」のおかげで強化されました。特にトロピウス は「リーフブレード」、ハヤシガメ は「のしかかり」といった低エネルギーのゲージ技と組み合わせることで、「はっぱカッター」のチャージの遅さをカバーできます。「はっぱカッター」を持つポケモンはシールドに関係なく一定のダメージを与えることができますが、ダメージを継続するにはシールドのサポートが必要です。「はっぱカッター」は非常に強いので、いくつかの対戦ではこれだけで勝つことができ、次戦に備えてエネルギーをチャージしておくことができます。

フシギバナメガニウム も「はっぱカッター」を覚えることができますが、逆効果になります。ゲージ技の「ハードプラント」が強力でこれが最強の武器になるので、これを多用できるようなわざ構成にしましょう。

カウンターポケモン

「はっぱカッター」にはどう対抗すればよいでしょうか?「はっぱカッター」のポケモンはダメージ減としてこのわざに依存しているため、それさえ奪ってしまえば、エネルギー充填が遅いので怖くありません。ほのお・ひこう・どく・ドラゴン・はがねタイプはすべて「はっぱカッター」に対抗できます。チルタリス(ドラゴン/ひこう)、エアームド(ひこう/はがね)、ゴルバット(どく/ひこう)、リザードン(ほのお/ひこう)など二重耐性の有力なポケモンもいます。

また、「はっぱカッター」のポケモンの多くは、有力なカバー技を持たないので、こちらに有利な対面を作れれば、相手のシールドを消費させることや、恐れることなくエネルギー充填に利用することができます。

ねんりき & サイコショック

エスパータイプの「ねんりき」と「サイコショック」もパワーアップしています。「ねんりき」は「はっぱカッター」同様、威力は高いものの、エネルギー充填が遅いのが特徴です。Twilight Cupでは、モルフォンドクケイサーナイト などがどくタイプのポケモンを数発で倒せるようになるので大活躍します!

Twilight Cupといえば、キュウコン(アローラ) にゲージ技の「サイコショック」が追加されたので、より柔軟な戦いができるようになりました。この低エネルギーのゲージ技は「こなゆき」による高速チャージと相性が良く、どくタイプの相手を追い詰めることや、シールドを消費させることができます。

Twilight Cup以外では、スリーパードータクン がこのエスパー技の変更の影響を大きく受けます。運よくレガシー技の「サイコショック」を覚えたスリーパーを持っていれば、スーパーリーグで活躍できるでしょう。しかし、それ以上に優れたエスパータイプのポケモンがいます....

クレセリア は多くのトレーナーが入手できずにいるポケモンです。以前は「サイコカッター」が、エネルギー充填が早く、最高の通常技でした。しかし「ねんりき」の強化により選択が難しくなりました。「ねんりき」により、クレセリアは全体的に多くの対戦で勝つことができますが、「サイコカッター」のクレセリアはより確実な勝ち方をします。「ねんりき」はシールドで防げないので、シールドを持つ相手には有効です。しかし、クレセリアはシールドが無い状況や、シールドアドバンテージがあるときに最も活躍します。さらに、「ねんりき」のクレセリアは、カウンターであるあくタイプ・はがねタイプに対抗する術がないので、いいカモになってしまいます。

クレセリア対策をしていない相手には「ねんりき」が有効です。経験豊富な相手ならクレセリア対策をしているでしょうから、「ムーンフォース」や「オーロラビーム」を最大数使えるよう、「サイコカッター」がおすすめです。

クレセリアの「ねんりき」、「サイコカッター」それぞれの全体に対する対戦結果を見てみましょう。これは バトルの対全体で生成できますよ!

クレセリア

ねんりき、みらいよち、ムーンフォース
0
500
1000
バトルレート
対戦
勝利: 273 (79.1%)
敗北: 55 (15.9%)
引き分け: 17 (4.9%)

クレセリア

サイコカッター、みらいよち、ムーンフォース
0
500
1000
バトルレート
対戦
勝利: 257 (74.5%)
敗北: 65 (18.8%)
引き分け: 23 (6.7%)

ミュウ

幻ポケモンであるミュウはほかのエスパータイプとは異なる、独自のポケモンです。ミュウはエスパー技も持っていますが、メインは今回強化された「シャドークロー」で、チャージ量が1回7エネルギーから8エネルギーに上昇しました。ミュウは通常技の選択肢が多いですが、チャージ量を考えれば「シャドークロー」が最善です。

ミュウはステータスが微妙ですが、チャージの速さ、豊富な技によるカバー力がその問題を克服、最高のクローザーの一つとなっています。問題は覚えさせるゲージ技は何かということです。

スーパーリーグでは、「ストーンエッジ」+「きあいだま」の組合せで18タイプ中10タイプをカバー、全てのタイプにニュートラルなダメージを与えられ、勝率は71%です。悪くないですね!しかし、このミュウはエアームド、ブラッキー、トロピウスといった多くの環境トップのポケモンと相性が悪く、「ストーンエッジ」、「きあいだま」の併用は発動が遅くて使いづらいと感じる人もいるでしょう「いわなだれ」や「げんしのちから」は「ストーンエッジ」の代わりに使える回転の速い技ですが、「ストーンエッジ」の高威力はクローザーとして効果的です。また、「げんしのちから」は運が良ければバフが発生します。

「サイコショック」+「きあいだま」はミュウの柔軟性を高めますが、カバー力は下がります。「きあいだま」は あくタイプはがねタイプに効果ばつぐんです。「サイコショック」は相手のシールドを素早く削りますが、一般的にミュウにはシールドを削るだけの時間はありません。シールドがない状況では、最も効果を発揮できる位置で使いましょう。

「れいとうビーム」+「くさむすび/ワイルドボルト」は、ミュウをメタ対策ポケモンにしてくれます。「れいとうビーム」は チルタリス やトロピウスに大ダメージを与え、「くさむすび」や「ワイルドボルト」はマリルリ、ラプラス、カメックスといった耐久力のあるみずタイプに有効です。ミュウが安定して勝つためにはシールドやエネルギーアドバンテージが必要です。「くさむすび」と「ワイルドボルト」はタイプは違いますが役目はほぼ同じで、「くさむすび」はナマズンやヌマクロー ナマズン やヌマクローといったみず/じめんタイプ、「ワイルドボルト」は エアームドに特に有効です。このわざ構成のミュウはトップのポケモンたちの脅威ですが、あくタイプ・はがねタイプといったカウンターには弱いです。

カウンターポケモン

ミュウは対面時の相性に大きく左右され、不利な対面はもちろん、中立的な対面でも耐えられる耐久力がありません。相手のシールドにも苦しめられます。シールドはミュウのゲージ技のカバー力を無力化し、防戦一方となります。ミュウを登場させるならシールドアドバンテージがあるときにしましょう。

ミュウはわざ構成を予想しづらいのが特長です。しかし、どんな技を持っていたとしても対応できるポケモンは沢山います。あくタイプのブラッキー、ドラピオン、ヤミラミ、ミカルゲなどはほとんどの攻撃に耐えることができます。またフォレトスはミュウのほとんどの攻撃に耐えられる(ほのおを除く)優れたカウンターです。

トリデプス

新たに登場した、いわ・はがねの最強硬度をほこるトリデプスは、「うちおとす」の威力が10から12に上昇したことで、さらに大暴れします。トリデプスはタイプと優れた耐久力を武器に、チルタリス、エアームド、クレセリア、マリルリ、ブラッキー、トロピウスなど、スーパーリーグの多くの上位ポケモンに対処することができます。改めて見るとすごいですね。意外性のある「かえんほうしゃ」はくさタイプ、はがねタイプを強力にカバーしてくれます

トリデプスをCP1500にするには高い個体値とレベル40程度が必要なので、交換でキラポケを狙いましょう。

カウンターポケモン

トリデプスはかくとうわざとじめんわざに二重弱点を持っています。みず・じめんタイプのラグラージ、ヌオーなど有効で、中でもナマズンやヌマクローはトリデプスの攻撃に耐えられるうえに、じめんわざの「マッドショット」+「どろばくだん」でトリデプスの二重弱点を強烈に突けます。チャーレム、カイリキー、ハリテヤマ、ドクロッグといったかくとうタイプのポケモンも有効です。

みずタイプのポケモン

今回のアップデートでは「はっぱカッター」が強化されたので、みずタイプのポケモンたちにはうれしくないものでした。マリルリ、カメックス、ラプラス、マンタインは上位であることに代わりませんが、ナマズン、ヌマクロー、ラグラージ、ヌオー、ジーランスといったくさに二重弱点を持つポケモンは今後さらに苦しくなります。「ふぶき」、「ヘドロこうげき」といったカバー技を持つポケモンもいますが、「はっぱカッター」は抵抗の間も与えずKOしてしまいます。キングドラはカバー技には時間がかかるので、上記のポケモン同様、「はっぱカッター」は厄介でしょう。

「たきのぼり」は威力が10から12に上昇しましたが、それほど大きな効果はありません。ほとんどのみずタイプのポケモンは「たきのぼり」を覚えられず、「たきのぼり」を覚えられるポケモンは「みずでっぽう」や「りゅうのいぶき」を選んだほうがチャージが早いので、そのほうがパフォーマンスが上がります。最も恩恵を受けているのは「カイオーガ」です。この巨大なクジラの攻撃は威力12になったことでかなり強力になりました。

ブースト技(バフ効果)

「げんしのちから」、「ぎんいろのかぜ」、「あやしいかぜ」は10%の確率で、自身の攻撃力・防御力を2段階、もしくは50%上昇させるようになりました。もしこのブーストが2回発生すると、攻撃力・防御力は4段階、もしくは100%上昇します!2段階のブーストではポケモンの与える総ダメージ量(Total Damage Output = TDO) は2.25倍になります! これによりほとんどのポケモンが非常に高いレベルになります。

下の表は、スーパーリーグで活躍しているポケモンのステータスを、2段階ブーストの前後で他のポケモンと比較したものです。

ポケモン 総合
ステータス (+0)
総合
ステータス (+2)
ハピナス 2,749 -
ブラッキー 2,467 -
クレセリア 2,391 -
マリルリ 2,319 -
フワライド 1,827 4,110
モジャンボ 1,818 4,090
モルフォン 1,710 3,847
マンムー 1,596 3,591

ギラティナ(アナザーフォルム)については知りたくないかもしれません。ハイパーリーグで2段階ブーストされたギラティナの総合ステータスは10,314で、ハピナス(5,841)2体分です。すごいですね!

下の表はマンムーの通常時と2段階ブースト時です。かなり違いますね!

マンムー (+0)

こなゆき, ゆきなだれ, げんしのちから
0
500
1000
バトルレート
対戦
勝ち: 168 (48.7%)
負け: 146 (42.3%)
引分け: 31 (9%)

マンムー (+2)

こなゆき, ゆきなだれ, げんしのちから
0
500
1000
バトルレート
試合
勝ち: 303 (87.8%)
負け: 32 (9.3%)
引分け: 10 (2.9%)

肝心なことは、これらのブーストは強力ですが、どのように使うことができるのか、です。ほとんどのポケモンは1回のバトルで、これらの技を2,3かいしか使えません(シールドを使えばもっと増えます)。以下は、各発動回数に対して、1回はブーストが発生する確率です。


技の 発動回数
(1 - .9n)
1 10%
2 19%
3 27.1%
4 34.4%
5 40.1%

つまり、5回発動というあり得ないシナリオであったとしても、発動する確率は半分以下、その過程で貴重なシールドを失う可能性があります。

結論として、ブーストを期待するのではなく、その技自体の有効性を生かして戦い、ブーストはボーナスと考えましょう。「ぎんいろのかぜ」のモルフォンは検討の価値があります。ただし注意が必要で、適切な位置で使いましょう。例えば、マンムーはTempest Cupで素晴らしいクローザーとして活躍しているので、初手に出しシールドのある相手に早い段階でブーストさせたい、という誘惑は抑えましょう。

逆にブーストされたモルフォンやマンムーとの戦いは注意しましょう。放っておくとパーティが壊滅します。バンギラス、ラプラス、サンドパン(アローラ)といったハードカウンターがこれらのポケモンを止めてくれます。

最後に

今回のアップデートはNianticがポケモンGOのPvPに向けて行った初めてのバランス調整で、PvPが引き続きサポートと新機能を受けられるのは素晴らしいことです。今回の変更点は、今まで使っていたポケモンがそのまま使える範囲のものですが、ゲームをリフレッシュするのに十分な変更です。

今までは、エネルギー、ゲージ技、ゲージ技の回転数に重点が置かれていました。しかし「はっぱカッター」、「たきのぼり」、「うちおとす」といったわざのアップデートにより、威力の高い通常技が、エネルギー充填の早い通常技と並んで重要な要素となりました。

ポケモンGOのトレーナーバトルが今後どうなっていくのか、楽しみですね!